　Windows起動時に時々「デバイスのセットアップを完了しましょう」や「Windowsへようこそ」等とWindows10なら青い画面、WINDOWS11なら白い画面で、<続行>か<３日に通知する>または<今はスキップ>等しか選択できない画面になるときがあります。

　そのような画面を出ないようにすることは可能ですが、ほぼ全てのパソコンでそのままでしょう。

問題はその内容ですが、特に「OneDrive」と「Outlook」の相性の悪さでメールが出来なくなると言ったケースが年間数件ずつ発生しております。
（これを作成している2023年 2月だけで３件の修正依頼がありました。）

以下は主な設定項目と対処方法です。（順番や内容は異なります）

<推奨ブラウザの設定を使用>　→　<ブラウザの更新をしない>　がお薦めです。

<Microsoft推奨ブラウザの設定を使用>を選んだ場合、既定ブラウザを「Edge」にされ、ホーム画面(最初の画面)もYahoo!にされていても標準のスタートページに戻されてしまいます。

<エクスペリエンスをカスタマイスしましょう>　→　未チェックのまま　<スキップ>　で構いません。

現時点ではおそらくEdge利用時の広告に利用されるだけかと思いますが、Edgeを使っていないときでも広告を表示させるようにしてきたときは邪魔になるかもしれません。

<Microsoft アカウントでサインイン>　→　<キャンセル>　→　<今はスキップ>　がお薦めです。

「Microsoft アカウント」を入力して<次へ>でも良いのですが、パスワード無しで使用されていた方は、以降は毎回パスワード入力かPIN(暗証番号)入力が必要になります。
なおここで<アカウントの作成>を選択することは止めましょう。
入力ミスや入力情報を忘れてしてしまうとパソコンが使えなくなる可能性が出て来ます。

<PCからAndroidスマートフォンを使用する>　→　<結構です>　　がお薦めです。

<リマインダーを後で自分に送る>を選択するとスマホにアプリを入れるように誘導されます。

<OneDriveを使用してファイルをバックアップ>　→　<このPCにのみファイルを保存する>　がお薦めです。

「OneDrive」は無意識にバックアップをしてくれる便利なものなので、知らずに設定してあったおかげで、パソコンの買い換えでデータ移行が不要になったりします。しかし無料で利用できる容量が「５GB」までと少ないため写真や動画は足りなくなる可能性が出て来ます。また「Outlook」と相性が悪くメールの送受信が出来なくなった方が多くいらっしゃいましたので「Outlook」をご利用の方は特にこの項目は注意が必要です。

なお「OneDrive」と「Outlook」を共存したい方は「Outlook」の保存フォルダーを変更しましょう。

<Microsoft 365の使用開始から１年間は50％の割引が適用されます>　→　<購入しない>　がお薦めです。

「Microsoft 365」は通常年額[12,984円]、もしくは、月額[1,284円]掛かります。この中には最新の「MS-Office(Word,Excel,等)」をスマホも含めて最大５台迄使い続ける権利や「OneDrive」を１TBとほぼパソコンのデータ全てをバックアップしてもらえる権利などが受けられます。しかし、買取版の「MS-Office」を利用している人にはサポートが発売開始から５年間迄といったデメリット以外は「Microsoft 365」に変える必要は無く、バックアップだけで100GB迄なら年間2,244円の「Microsoft 365 Basic」という選択もあります。ただしBasicではない「Microsoft 365」に附属の「OneDrive」には文章を改ざんされる「ランサムウェア」ウイルスや間違えて同名保存してしまった文章なども30日以内なら元に戻す事が出来る履歴管理機能があり、それはそれで便利です。家族６人までならパソコン共有していたり、またはそれぞれがパソコンを保有していたり、それもスマホ含め最大５台までなら対応可能な「Microsoft 365 Family」も出てまいりましたので、今後は「Office」の入っていないパソコンを購入して「Microsoft 365 Family」を利用するのも悪くないかもしれません。

2023.02

Windows お薦め通知の問題